パワハラ 最近のニュースから
公共サービスを提供する市役所という場で、市民の前でパワハラが行われていたことは非常に残念です。市民からの信頼を損なうだけでなく、職場環境も悪化させてしまいます。
「指導の一環のつもり」という60歳参事の発言からは、指導と威圧・ハラスメントの区別が理解されていない可能性が見受けられます。特にベテラン職員の場合、昔ながらの厳しい指導スタイルと現代の職場環境の期待値にギャップがあることがよくあります。
また、45歳主査の勤務時間外の連絡についても、ワークライフバランスを侵害する行為で、「やめるよう言われても続けた」という点は明らかな権力の乱用です。
ただ、今回の件が表面化し処分されたことは、組織として問題に対処する姿勢を示した点、部下からの相談を受け付け、実際に処分につなげる仕組みが機能していたことは評価されて良いのではと感じます。
市長のコメントにある「ハラスメントのない職場環境づくり」が実現されるには、単に処分するだけでなく、管理職向けの研修や組織文化そのものの見直しなど、より包括的な取り組みが必要でしょう。
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